「ふくふく下関号」電車 運行終了
山口県下関市の山陽電気軌道でかつて運行していた電車が、現在、土電に
7両存在しています。今では、山口県の現地でも保存車両が解体され、サンデ
ン電車は世界でも高知でしか見ることができなくなっています。線路さえあれ
ば、外国の電車も他都市の電車も最新式の電車も、規格があえば高知で走
らすことが可能という意味で、多くの皆様に山口県の電車が健在ですよという
アピールを兼ねて、カンパをいただき、「ふくふく下関号」と名付けて、土佐電鉄
の電車とまちを愛する会主導で、復元塗装を行って運行して参りました。
しかし、残念ながらこのたび土佐電鉄様より、平成19年12月25日より重検
に入っており、自社カラーに戻しますという連絡が入りました。土電ツーマン塗
装・サンデン電車・名鉄電車の3セットで、ふるさとカラー電車として、土電様に
塗装復元をお願いしてきた一角が崩れることは、残念ですが、経費面での要望
に応えることができないため、運用離脱が決定的になりました。写真は、すでに
ヘッドマークも外され、塗装も消される直前の重検中のふくふく電車です。
(文責 浜田光男 写真は土佐電鉄様より許可を頂いて工場で撮影)