とさでん交通では、日頃から地震・津波などの防災に対する対策をしています。
その一環として、チリ沖でマグニチュード8・8の巨大地震が発生し、高知県沿岸部に5メートルの津波が来るという想定の「電車の避難訓練」を先日実施しました。訓練は最終電車が車庫に到着後開始され、高知市の桟橋車庫から同市大津甲の領石通停留所まで、16両の電車を避難させるというものでした。
約9㎞の距離を深夜に電車が次々に避難する光景は大変珍しく、パトカーも2台出動して避難訓練を見守りました。
電車の行先はすべて「試運転」表示で、車内には緊急時に必要な備品も積み込まれていました。
なお、今回の津波訓練は海外で発生し、高知までの到達に時間的な余裕がある場合を想定しております。
南海大地震の際は電車の避難よりも人命優先の避難を実施します。
(文責・浜田光男)