当会会員の高知工科大学 大内雅博先生が、学会誌の取材の
ため,福島県の南相馬市を訪れたときのレポートです。
最寄駅は原ノ町駅(平成の大合併前の市名「原町(はらまち)」
に近い駅名)ですが,津波と原子力発電所事故による運休区間
(久ノ浜~亘理)内にあります。
駅に行ってみれば,この区間を走る「スーパーひたち」の651系,
私の通学電車だった415系ステンレス車,701系,E721系と勢
揃いで,平常時ならばわくわくする光景ですが,閉じ込められて
こうなったのですから車両が可哀そうです。
そして印象的だったのはレール表面の赤茶色の錆です。
何カ月も走っていないので,廃止されて放置されたレール表面と
同じ色になりました。
再びレールが輝く日が早く来てほしいですね。
(写真・情報提供 大内雅博会員)